いろんな自己啓発の本を読んで、

「よし!やるぞ!」

とやる気になっても、そのやる気が続かない・・・。

 

そういうことありませんか?

いわゆる『三日坊主』というやつですね。

でもそれは、あなたが悪いワケではなく、人間はそういう働きをするようになっているんです。

 

一定に保とうとする性質

『ホメオスタシス』という言葉を聞いたことがありませんか?

日本語では『恒常性』でしょうか。

外部の環境が変化しても、内部を今まで通りの状態に保とうとする性質です。

 

あなたが、

「よし!今日から毎朝ランニングを始めるぞ!」

と決めます。

決めたからにはやろうと行動しますね。

でもホメオスタシスの働きで、今までの「ランニングしない自分」に戻そうとしてしまいます。

この機能のせいで

「うーん・・・今日は雨も降りそうだしやめておこう」

なんてことになってしまうのです。

 

この性質、生きていくためにはものすごく大事な役割を果たしています。

 

小学生や中学生のとき、理科の実験で体験されている方も多いかもしれません。

  1. 冷たい氷水に指を入れる
  2. 指の体温はどんどん氷水に奪われて下がる
  3. あるところまで下がると、体温はこれ以上下がるまいと頑張って復活する

こういう実験されませんでしたか?

 

とにかく、生命維持のために今までの状態を保とうとするんですね。

体温調整や血圧調整、ウィルスや病原菌に感染したら駆除しようとする働きなど、生きていく上でとても大切でありがたい機能です。

 

ところが、「自分を変えたい!」と思う人にとっては大きな敵となります。

『ホメオスタシス』に打ち勝つために

茹でガエルのお話をご存じですか?

ビジネスセミナーや自己啓発の本などでもよく紹介される有名なお話です。

生きたカエルを熱湯に入れると、驚いて飛び出してしまう。

水に入れたカエルを、じわじわと温めるとカエルは温度の変化に気付かない。

熱い!危険!とわかったときには、もう飛び出す力はなく茹で上がって死んでしまう。

 

実際にやってみたら、さすがにカエルも気付いて飛び出すんじゃないかと思うのですが(笑)

 

要は、『ホメオスタシス』に気付かれないように、じわじわと変化していけばいい、というお話です。

 

先ほどのランニングの話であれば、いきなり走り出すと『ホメオスタシス』にすぐ勘付かれてしまうので、まずは

「毎朝外に出る」

「毎朝近所を散歩する」

などから始めてみます。

これでも反応する『ホメオスタシス』もあると思います。

でも、この最初のハードルが低ければ低いほど、『ホメオスタシス』の機能に勝つことはできるはずです。

習慣になるまでの期間

『ホメオスタシス』を(言葉は悪いですが(^^;)だましながら、新しいことを習慣にしていく。

人間は、21日間続けられればその行動は『習慣化』することができるといわれています。

 

もしあなたが何かを変えたいと考えるなら、この『ホメオスタシス』の働きを脳の片隅に置いておいて、行動できなくなってしまったときには

「あ!ホメオスタシスに邪魔されてる!」

と思ってください。

決してあなたの意志が弱いとか飽き性だからではないのです。

あなたの人間として、生物としての機能がしっかり働いているということです。

 

変えたい、変わりたいと考えるなら、

  • 最初のハードルは高く設定しない
  • 『ホメオスタシス』とうまく付き合いながら、なんとか21日間続けてみる

これだけを意識してみてください。